ぼうさいこくたい2020レポート①~災害時の食と栄養~

防災

SS-14「いざいという時どうなる?あなたの食と栄養」vol.3~フェイズフリーな食を考えよう~(公財)味の素ファンデーション

1.被災地で発生する食と栄養の問題
朝は菓子パン、昼はおにぎり、夜はお弁当という食事が何か月も続いて栄養不足になる。行政側も被災者の食事の量を確保するだけ一杯一杯で自分たちの食事も儘ならない。避難生活の長期化で過労やストレスも重なり、二次的な健康被害で亡くなる人も発生する。災害時は様々な問題と向き合わなくてはならず、食と栄養の問題が後回しになりがちだ。

2.食べることの意義と価値
食には単に栄養を摂取し、健康を維持するという役割だけでなく、文化的・社会的な意義もある。テーブルを囲んで美味しく楽しく食べる食事は、人と人との関係性を深めるための媒介役となる。冬を越えるための味噌や醤油のような保存食や各地域の伝統食は日常の食を豊かにしてくれる。食文化が多様化する今だからこそ、原点に立ち返りローカルな食の良さにも目を向けてみたい。地域におすそ分けや郷土料理の炊き出し行事などがあれば、災害時も自然と食の助け合いが生まれる。

3.備えない防災「フェイズフリー」
防災に取り組まなくていい、大切な家族の命や暮らしを失ってもいいと考えている人はいない。しかし実際には、備えることは難しく、繰り返す災害を解決するには至っていない現状がある。災害用のための商品やサービスではなく、日常時に使うものが災害時にも役立つことが必要だ。エコ車であり電源供給車でもあるプリウスのようにQOLを追及したものづくりを目指すべきだ。フェイズフリーな防災とは、日常時も非常時も変わらず活用できる考え方や取り組みのこと。

4.フェイズフリーな食とは
緑あふれる南池袋公園に生産者と消費者をつなぐ新しいカフェレストランがオープンする。行政と民間の協働事業として、災害時は帰宅困難者を受け入れ、備蓄物資で炊き出しを行う。過去の災害でも自分達で炊き出しを回していた避難所は、活気があって被災者が皆元気だった。人の役に立ち、感謝されることで、被災者自身も癒され、生活再建への意欲が湧いてくる。被災者か支援者にかかわらず、そこにいる誰もが自分にできることをするというのもフェイズフリーな行動だと捉えられる。


<まとめ、感想>
キャンプや登山などアウトドア好きな人は、ライフラインがない所での生活を実体験できている。日常的に体験しておく、やっているからできるのであって、日頃からできることでないと続かない。防災をネガティブなイメージでなく、ライフスタイルやファッションとして捉えると受け入れやすい。普段の時短家事にも、災害時の調理にも役立つ「ポリCOOK」もフェイズフリーな調理法。どんな時も、楽しい、美味しい、だから食べたい!というものでなければ受け入れてもられない。

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