こんにちは。
ポリCOOK®認定講師&防災士
長谷川真弓です。
ポリCOOK®オンラインサロン第8回は、食品備蓄がテーマです。
参加者の皆様は、災害時の1週間献立を考えるワークに取り組んでいます。
1週間の献立を考える
10/24に献立表のシェア会を開催し、献立作りの気づきをお聞きしました。
・備蓄はしていても食材を使う量や配分までは考えていなかったです。家族の1週間分には足りていないことに気づきました。 ・冷蔵庫の生ものは早く調理しないといけないと思います。冷蔵庫も倒れないように固定しなくては。 ・後半は野菜が無くなるので、レトルトの野菜スープがあるといいなと思いました。 ・買い出しの前だったので食材が少なかったです。買い物のタイミングでストック量も変わりますね。 ・食材は無くなりかけてから購入していましたが、買うタイミングを早めるようにしたいです。 ・コンビーフやスパムはあまり使わないです。魚缶は子どもが食べやすいアレンジを考えておく必要があると感じました。 ・災害パンの作り方をYoutubeで調べてみました。 ・おからパウダーなどたんぱく質が摂れる食品を探して試しています。 ・毎日買い物に行くので食材は使い切りです。お弁当用の冷食はあるので自然解凍で食べられます。 ・子どもにアレルギーがあるので備蓄する缶詰が決まっています。飽きないように料理のバリエーションを増やしたいです。 ・子どもはツナトマトスープパスタが大好きで、災害時にそれが食べられると喜んでいます。
わが家の備蓄状況を知る
今回のワークは、”食材は今家にあるものだけを使う”という条件がついています。
買い物の前後でストック量は変わり、買い物の頻度によっても各家庭のストック量に違いがありました。
予告なしに起こる災害を考えると、献立ワークはとても役に立ちます。
買い物の状況に関係なく確保しておきたいわが家のストック量はどれだけなのかが見えてきます。
日常食品も備蓄に
食べたら補充し備える、ローリングストック。
買い物のタイミングによっては食材を切らしてしまうことも考えられます。
調味料をはじめ、日常よく使うものは切らさないように早めに補充する「プラス1ストック」がおすすめ。(未開封のものが常にもう1つある)
また、冷蔵庫も固定しておけば備蓄庫の1つになります。
肉などを冷凍するときは、調理してから保存するなど、食品の保存方法なども見直してみるといいかもしれません。
たんぱく源の確保
最近は、種類も味も豊富になった缶詰。
いつもと違うスーパーに行くと必ず缶詰コーナーを覗いて帰ります。
焼き鳥缶などの肉類もありますが、ツナ・サバ・イワシなどの魚類がほとんどです。
そのまま食べても美味しいのですが、家族が美味しく食べてくれるようなアレンジ料理も考えておきたいところ。
また、肉や魚以外のたんぱく源として、乳製品や豆類や大豆製品も魅力的です。
長期保存が可能なレトルトパウチ商品やロングライフ食品も増え、災害時に貴重なたんぱく源を確保することができます。

常温保存可能な牛乳・豆乳・充填豆腐、大豆ミートを備蓄に取り入れています。
牛乳を買い忘れたときにも助かります!
期限切れを防ぐ
停電時は冷蔵庫が使えなくなることも想定し、備蓄品は使い切りサイズにしておくのがおすすめです。
お得感から大容量のものを選びがちですが、食べきれずに廃棄するのはもったいない!
新鮮なうちに美味しく食べるがいいですね。
すぐに賞味期限が切れてしまう食材は、備蓄には向かない食材かもしれません。
あまり食べてないものということも。
また、期限の短いものやよく使う食材はキッチンに、長期保存食は納戸に置くなど、収納場所を工夫することも有効です。
家族を巻き込む
献立表ができたら、ご家族の意見も聞いてみてください。
災害時にこれが食べられたら安心という好きな物をリクエストするなど、献立作りに参加してもらいましょう!
また、電気・ガス・水道が使えない時にどうやって料理をするかを話し合うのもいいですね。
「レトルトを温めるだけならできるな?」
「水が流せないとそうめん食べられない!」
など、いろいろな発見があるはずです。
防災を家族のイベントとして捉え、楽しみながら続けていきましょう♪
食の防災講座
「1週間の献立作りワーク」は、暮らしと防災のサロンでもご受講いただけます。
詳しくは、「講座のご案内」ページをご覧ください。
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