先日、子育て交流サロンで在宅避難のための備えについてお話をさせていただきました。0~2才児とその保護者を対象にしたこの講座も、今年で3回目。8組の親子が集まってくださいました。
東京都が9月9日に発表した地震危険度ランキングで「自分の住んでいる地域がトップ10に入っていたので不安になって申し込みました!」という方もいらっしゃって、お母さん達の関心の高さを感じました。
昨年まではプレイルームでお子さんを遊ばせながらお話を聞いていただくスタイルでしたが、今年は託児付きで開催。会議室に集まったお母さん達にハザードマップを広げて見てもらうことができました。
各家庭に配布されているハザードマップですがじっくりと見たことがあるという方は少ないのではないでしょうか。どう備えるかは、まず自分の住んでいる地域をよく知ることが大事だと思っています。
実際に地図を見てみるといろんな気づきがあります。避難所がいっぱいで入れなかったり、いつも行っている病院が開いていないかもしれません。避難できる場所や救護所はどこかを探しておきたいです。
小さなお子さんがいるご家庭では、どのタイミングでどこへ避難するかは重要なポイントになります。ご家族が帰宅できないときには、ご近所さんと一緒に避難することになるかもしれません。
それぞれがどういう行動をとるか、連絡方法はどうするかなど、家族で決めておきたいルールもあります。ご近所さんやママ友には、「いざという時はよろしくお願いします」と伝えておきたいところ。
また、子連れでの避難生活についても想像してみてください。避難所や自宅の避難だけでなく、安心して子育てができる所、被害のない地域に疎開する。そんな選択肢もあるので考えてみて欲しいです。
そのうえで、お子さんの命を守るためにお部屋の安全対策も最優先で進めていただきたいですし、ミルクや離乳食、おむつなどの備蓄も多めに確保しておき、在宅避難の可能性を残しておいて欲しいです。
質疑応答では、赤ちゃんの暑さ寒さ対策も考えておきたい、お風呂のお水は何に使えるか、カセットコンロは必要かなど、みなさんから出てきた疑問や気づきを共有して一緒に考えてみました。
子育てで忙しい毎日ではあるかと思いますが備えはいざという時に必ず役に立つと思っています。お子さんやご家族との大切な暮らしを守るために、できるところから少しずつ始めていただきたいです。
最後に、講座の開催に向けて準備をしてくだサロン職員の皆様、本当にありがとうございました。
ご参加いただきました皆様もありがとうございました。また来年お会いしましょう!