9月14日、区内の子育て交流サロンで「乳幼児のいる家庭の食品備蓄」についてお話をさせていただきました。こちらのサロンでは、毎年9月に乳幼児をお持ちのお母さんのために防災について考える機会を設けてくださっています。
講座の対象者は、0~1才のお子さんを持つお母さん。いつもより早くお子さんを起こして準備してくれた方やお子さん2人と自転車で駆けつけてくれた方もいらっしゃいました。赤ちゃん達もご機嫌好く、おもちゃで遊びながら聞いてくれます。
お母さん達の講義を聴く姿勢はとても真剣です。「備蓄が足りてないことに気付けました」「備蓄の意識が変わりました」「水や食料を増やそうと思います」という感想からも、お子さんや家族を守りたいという気持ちが伝わってきます。
昨年の安全対策講座にも参加してくださった方が「時間が経って少し気が緩んでいました」とお話されていました。それでも、毎年足を運んで、「箱から出して隙間に収納すれば、お水の備蓄が増やせそうです」と帰っていく。気付いたら、また少しずつ始めれば大丈夫。
備蓄担当のご主人が購入したパスタを「どうやって食べるんだろう?」と思っていたという方。ツナ缶とトマトジュースで作るスープパスタもお薦めです。カセットコンロが用意できたら、アイラップを使って、ぜひポリ袋料理を試してみてください。
牛乳・卵・小麦のアレルギーがあるお子さんをお持ちの方に「アレルギー表示カード」の携帯をおすすめしました。平時ならすぐに診察してもらえる病院も災害時は混乱すると思います。事前に情報を集めておく、薬などを用意しておいて欲しいです。
スーパーでレトルト食品やインスタント食品の期限をチェックしてくれる方が増えていたら嬉しいです。ひじきや大豆のドライパック、ロングライフの牛乳や充填豆腐は見つかったでしょうか。家族と試食しながら美味しい備蓄食品を探してみてください。
「懐中電灯の電池はどれくらい備蓄すればいいですか?」と講座終了後にも質問がありました。1週間の在宅避難ができるようにと考えてみてください。水や食料の他にも気になる備蓄がありますね。モヤッとしている備蓄をひとつずつクリアにしていきましょう。
ご参加いただきましたお母様方、最後まで熱心に耳を傾けてくださってありがとうございました。講義中のお声やアンケートの中に、私自身もたくさんの気付きがありました。これからの活動にしっかり活かしていきたいと考えています。
限られた時間の中でお伝えしきれなかった部分もあったかと思います。受講者様のご質問にはいつでもお答えさせていただいております。InstagramやFacebookのメッセージにて、受講日と講座名、ご質問をお知らせください。
最後に、コロナ禍にも関わらず講座の開催に向けて万全の準備してくださったサロンの職員の皆様、本当にありがとうございました。啓発活動の場を与えていただきましたことに心より感謝申し上げます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 子育てママの防災講座(60分) 「乳幼児のいる家庭の食品備蓄」 ・食品備蓄の必要性 ・備蓄食品の選び方 ・命を守る水のはなし ・乳幼児に必要な備え ・温かい食事づくり ・ポリ袋調理のご紹介 ・備蓄食品を見てみよう! ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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